山猿は巣にお帰り

これまた、だいぶ久しぶりの更新。
2008年9月28日。
この日、ユアスタで行われた仙台 vs 水戸の試合は、
いくつかの忘れがたい事柄の記念日。


ひとつは、J参入以来、
仙台に対して勝ち点3を得たことがない水戸が、
ついに白星を挙げたこと。
水戸のエース、荒田の2ゴールによって
ロスタイムに劇的な逆転勝利。
仙台の老CBが、水戸の運動量に翻弄されたが故の失点とか、
そういうのもあるけど、水戸の気迫に最後まで押し負けていた。
加えて、手ぐそ森の無能采配などもあるが、それは今さらなこと。


もうひとつは、試合終了後、
この節に試合がなかった山猿コールリーダーが、
水戸のゴール裏でサポにまぎれて応援。
試合終了後、南側に挨拶に来た仙台の選手に罵声を浴びせ、
選手たちを切れさせたこと。
さらに、その行為に怒った仙台のサポが
水戸ゴール裏になだれこんで騒動に発展したこと。


とにかく、水戸サポに暴力を振るった
(のかどうか、こんにちでも定かではない。
メディアも、どちらのクラブからもそのような話が出ていないからだ。
暴力云々の話は、すべて2ちゃんソースである)
一部のバカサポこそ最大の負け犬。
暴力を振るった側が全面的に悪くなるに決まっていように。
運営に謝罪したうえで、二度とスタジアムには入らないでほしい。


ただし、仙台のサポとしては、
騒動のきっかけとなった山猿コールリーダーの暴挙は、
生涯忘れることはない。
その山猿コールリーダーとは、
以下の記事にある「南陽市の会社員藤●晶さん(33)」がそれ。


http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000120809260002


時間経過で消えちゃうと悲しいので、記事全文抜粋。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


∞「一緒に昇格しよう」


 サッカーJ2のJ1昇格争いが白熱している。
初昇格をかけて上位で争う山形と鳥栖佐賀県)は、
発足当時の参加チームでJ1経験がない「唯二」のチーム。
「J2の番人」とからかう人もいるほどだ。
お隣に大都市の仙台と福岡を控え「田舎者」と言われてきた苦い歴史も共有している。
苦節10年、悲哀を味わい続けてきたサポーターたちは、
悲願を目前に「一緒に昇格しよう」とエールを交わしている。
(山形総局・藤木健、佐賀総局・神澤和敬)


 99年に誕生したJ2には当時、10チームが参加。
うち山形と鳥栖を除く8チームはJ1を経験している。
クラブ創設時期でみても、
84年の山形は、仙台(88年創設)や大分(94年)にも追い越された。


☆隣の都会に負けねぇ


 特にライバル意識が強いお隣のチームに先を越されたのが痛かった。
福岡はJ2創設前の96年、仙台は02年にJ1を経験している。
 ともに人口100万人を超え、
東北、九州経済の中心地でもある仙台、福岡両市。
山形と佐賀は、両都市に高速バスや特急電車で1時間以内という位置にあり、
人口減少、経済停滞に悩む。
「都会VS田舎」の構図が、対抗心をより強烈にしている。


 山形サポーターで南陽市の会社員藤●晶さん(33)は
「だからこそ、仙台と戦う『東北ダービー』は、
意図的にスタンドの敵対心を盛り上げて勝利を目指す。
『あいつらには絶対負けねぇ』という雰囲気をいかにつくるかがポイント」と話す。


 「九州ダービー」はさらに激しい。
鳥をモチーフにした鳥栖のマスコットが鍋で煮られ、
ぐったりした姿を描いた垂れ幕が福岡スタンドに飾られたことがある。
鳥栖側は「正直田舎者VSニセ都会モノ」と書いた横断幕で応戦。
鳥栖の最大規模のサポーターグループのリーダー、会社員川●正士さん(28)は
「福岡が最初に挑発してきた。
福岡だけには負けたくないという気持ちがチームにもサポーターにもあり、
今日まで来ることができた」と胸を張る。


☆地元愛と誇りの象徴


 だが、実は川尻さんは、鳥栖市に隣接する福岡県久留米市民。
佐賀、福岡両県は平野でつながり、JRの特急かもめで鳥栖駅から博多駅まで約20分。
鳥栖九州道大分道、長崎道が交わり、
九州を縦断するJR鹿児島線長崎線が分岐、交通の要所であり、物流拠点でもある。
地理的条件から、サポーターも県境を越えて応援する風土が生まれたようだ。


 佐賀県神埼市の会社員重●二郎さん(36)は
「福岡は新しいものを取り込み、開発のスピードが速く、物が多くて便利。
ただ、住むのには自然豊かでゆっくりと時間が流れる佐賀の方が断然いい」。


 鳥栖と福岡の「交流」に比べ、山形と仙台は「吸収」。
山形市仙台市は高速道路で1時間。
近すぎる距離が、仙台への集中を加速させる。
仙台市オフィスビル仲介大手「三鬼商事」仙台支店によると、
97年6月に2%台だった山形市オフィスビルの空き室率は
6月末時点で約9%と高い水準。
同支店の担当者は「不景気に加え、山形市の支店を閉めて、すぐに行ける仙台に集約した」とみる。


 ただ、距離は近いが、標高千メートル級の蔵王連峰が隔てる。
両市を結ぶJR仙山線は単線で特急はなく、1時間10〜20分かかる。
冬は雪に閉ざされるため、人や物の流れが安定しないうらみがある。


 藤倉さんは「仙台は山形をバカにするけど『仙台も田舎だろ』と言いたい。
中心部から離れるとド田舎。無理してるよ」。
藤倉さんはこんなエピソードも披露する。
仙台名物の牛タンはもともと、米沢市の食べ方で仙台が横取りして名産にした――。
「いくら都会でも、仙台に負い目を感じることはないね」


 ちなみに鳥栖の本拠の命名権
久留米市の自然食品卸売り・レストラン経営会社「ベストアメニティ」が
3年計9450万円で契約。
比較して山形の本拠は、
南陽市のコンピューターソフトウエア開発会社「エヌ・デーソフトウエア」が
3年計3600万円とかなり安い。


 両チームとも不遇の時代が長く続いたが、
チームへの愛と地元を誇りに思う気持ちが熱心な応援を支えている。
藤倉さんは「東京にいたときは山形は田舎としか思わなかったけど、
今は地元がすごく好き」とチームに感謝する。
鳥栖市の角●雅子さん(25)も
「街中に旗がたなびき、チームのおかげで町にまとまりが出てきている。
サガン鳥栖がないころは、こんなことはなかった」。


☆熾烈な2位争い続く


 両チームとも残り7試合。
首位の広島(勝ち点81)が23日、昇格を決め、
残る枠をかけて2位山形(同59)から5位鳥栖(同55)、
6位大阪(同53)まで熾烈(し・れつ)な争いが続く。
両チームは23日、天童市のNDスタで対戦。
観戦した藤倉さんは「長年、下位で苦労している鳥栖は、
昇格争いをしているチームの中で一番、一緒にJ1に行きたい相手」と
鳥栖への特別な思いを打ち明ける。
「23日の試合で山形に勝って息を吹き返した。
『がんばってついてこい』と言いたいですね」。


 神奈川県相模原市から駆けつけた鳥栖サポーターの会社員山●響介さん(29)も
鳥栖や山形みたいな田舎のチームがJ1に行って、
都会チームを蹴散らしてほしい」と一緒の昇格を祈る。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


この記事の痛点をいくつか。


「意図的にスタンドの敵対心を盛り上げて勝利を目指す。
『あいつらには絶対負けねぇ』という雰囲気をいかにつくるかがポイント」


意図的に作り上げたライバル心に踊り狂う
お猿さんの光景が思い浮かび、苦笑。
これまでとは、ちょっと異なる感情でダービーを見ることになりそう。


「仙台は山形をバカにするけど『仙台も田舎だろ』と言いたい。
中心部から離れるとド田舎。無理してるよ」
「いくら都会でも、仙台に負い目を感じることはないね」


仙台は田舎なの?都会なの?
この矛盾で気が狂わんばかりなのだろうなあ。
それが、あの発狂寸前のコールリーダーとしての
行動の源泉となれば、納得。


「仙台名物の牛タンはもともと、
米沢市の食べ方で仙台が横取りして名産にした」


大変なウリナラ起源
しかも28日は、山形のサテライトの試合があったというのに、
わざわざユアスタに相手チームをこき下ろすために来場。
日本に粘着する半島の精神が息づいています。
仙台(日本)に対抗することで
その存在意義とモチベーションを保っているのが伺え、
涙を禁じえない。


「23日の試合で山形に勝って息を吹き返した。
『がんばってついてこい』と言いたいですね」


おいおい、試合に負けたくせに、なんという上から目線。
こんなやつが、自分トコのチームの試合じゃないのに
負けた選手に罵声。狂ってます。



で、そうこうしているうちに、
山形オフィシャルで謝罪来ました。


http://www.montedio.or.jp/news/news_081001_1.htm


「本人の現在の心境」って言っても、
これはやっぱりクラブのフィルターがかかっているので、
鵜呑みにできない。
当時、相当酒に酔っ払っていたらしいが。


現場の酔漢ぶりは、スカパーでもバッチリ映っている。
ハンチング帽をかぶった通称「ビギンくずれ」がそれです。
このことを、そしてコイツの顔を忘れないために、
この映像は残しておくつもり。


この騒動に関してもう1点。
騒動の際に自由南まで様子を見に行ったら、
仙台サポが、水戸サポに経緯を聞いていた。
「水戸ゴール裏からの罵声に岡山が切れて、
さらにそばにいた仙台サポがなだれこんできた」と。
それを聞いたオカチメンコの仙台サポが
「なにそれー。岡山悪いんじゃん。
負けたのに切れるとか、恥ずかしー。
それで岡山信者とか暴れてるんじゃないの?
やめてほしー」


すげー、「岡山信者」だってよ。
手ぐそ森から岡山に対する悪口雑言を聞いた、
誠の飲みニケーション仲間ですかね?
どっちにしろ、手ぐそ森は今年いっぱいだから
来年はヨソに行って応援してね。